建設事業

解体工事

 解体工事では建造物の取り壊し工事などをおこなっております。建物の建て替えまたは新築工事をするときに、在来の建物を取り壊し撤去する解体工事が必要になります。従来の日本では、木造建築物が主につかわれており、家屋の改築、移築のみならず、大規模な修理のために解体工事が行われることも多かったのですが、いずれの場合も、まず建具を外し、屋根瓦(がわら)を降ろし、壁土を落とし、木舞(こまい)や貫(ぬき)を撤去して、小屋組、柱、梁(はり)、軸組を個々の部分に分解する作業をおこないました。それが明治期以降、石造、れんが造や鉄筋コンクリート構造などの近代建築物が増え、そして近年、それらの取り壊しの必要が生じ始めてからは、解体工事の内容も多様化してきました。これら構造物の場合、欧米諸国では大きなおもりをクレーンで吊って振り子のような振動を与え、その反動を利用しておもりを建築物に衝突させて壁体や床版などを破壊する方法がつかわれています。しかし近年の日本では、圧搾空気で駆動するニューマチックハンマー(鑿岩機/さくがんき)でれんがやコンクリートを砕くなど、構造体を小さな団塊状のブロックに破砕して撤去する方法がより一般的につかわれます。建築物では、もともと多くの部材が結合されて一つの安定した構造体を形成しているため、解体工事に際して、その手順を誤まると、構造体が予想外の壊れ方をして隣接建物に被害を及ぼしたり、死傷者を出すなど不測の事態を招く危険がおきてしまいます。
 天龍産業では解体工事に伴う騒音や振動、塵埃の発生などを極力防止するなど、つねに安全対策を講じて作業にあたっております。

造成工事

 造成工事では、対象となる土地を利用するために土などを移動するなどして土地の形状を整える作業をおこないます。いわゆる造成を目的とする工事です。
その一例として、まず工事着工前の準備で必要であれば樹木の伐採や除根等を行います。そして土質試験等を行い特性を踏まえた上で用地整備のための粗造成を行います。次に水道・下水・ガス等の供給処理整備等を進めていきます。一次造成等を経て、用地整備や道路舗装工事等を行い、宅地(用地)の仕上げ作業を行っていきます。

とび土工工事

とび・土工工事には、幅広い工事の種類があります。

①足場の組み立て、機械器具・建設資材等の重量物の運搬配置、鉄骨等の組み立てなどがあり、その一例として、とび工事、ひき工事、足場等仮設工事、重量物の揚重運搬配置工事、鉄骨組立て工事、コンクリートブロック据え付け工事。
②くい工事、くい打ち工事、くい抜き工事、場所打ちぐい工事。
③土砂等の掘削、盛り上げ、締め固め等を行う工事があり、例えば、土工事、掘削工事、根切り工事、発破工事、盛土工事。
④コンクリートにより工作物を築造する工事として、コンクリート工事、コンクリート打設工事、コンクリート圧送工事、プレストレストコンクリート工事。
⑤その他基礎的ないしは準備的工事として、地すべり防止工事、地盤改良工事(薬液注入工事・ウエルポイント工事等各種の地盤改良を行う工事)、ボーリンググラウト工事、土留め工事、仮締切工事、吹き付け工事、法面保護工事(法枠の設置等によって法面の崩壊を防止する工事)、道路付属物設置工事(道路標識やガードレールの設置工事など)、屋外広告物設置工事、外構工事、はつり工事、切断穿孔工事、アンカー工事、あと施工アンカー工事、潜水工事。

土木工事

 土木工事とは、建設業の中でも建築工事以外のものをさします。道路整備や橋やトンネルの構築、鉄道の敷設、河川や港湾の工事、上・下水道の整備、治水事業、発電所などの建設、ダムや堤防の建設などが土木工事です。土木工事は皆様の暮らしに大切なインフラに関わる事業です。

水道施設工事

 水道施設工事とは、上水道、工業用水道等のための取水、浄水、配水等の施設を築造する工事または公共下水道もしくは流域下水道の処理設備を設置する工事のことをいい、天龍産業では取水施設工事、浄水施設工事、配水施設工事、下水処理設備工事などをおこなっております。上水道等の取水・浄水・配水等の施設および下水処理場内の処理設備を築造・設置する場合もこの工事に含まれます。
一般的な水道工事では、おもに「給水管引込工事」と「屋内配管工事」があり、「給水管引込工事」では、道路の配水管から敷地内の水道メーターまでの工事をおこない、「屋内配管工事」では、給水管引込工事で設置した水道メーターまたは、第1止水栓(水道を開閉するための元栓)から蛇口までの工事をおこなっております。

舗装工事

 舗装工事は道路を整備または修繕するために行う工事です。良い舗装道路を作るためには、その下にしっかりと締め固まった路盤が必要であり、さらにその下には、安定して支持力を発揮する路床が必要不可欠となります。それをなくして施工を行うと、耐用期間が極めて短い粗悪な道路を作ってしまうことになりかねません。天龍産業では、豊富な知識と経験を持った技術スタッフが確実な施工にあたっております。